【スグルのリアル体験51】 〜 親友との再会、そして思わぬ光景 〜

その人物とはーー

俺が学校に勤めだして3年目に出会った、親友だった。

当時、彼は小学校5年生の担任。冷静さと熱さを兼ね備えた指導ができる教師で、

校長先生や地域・保護者・生徒たちから

**〝伝説の教師〟**と呼ばれていた。

 

俺より10歳上だったが、初めて会ったときから不思議と意気投合した。

プライベートでも二人で飲みに行き、

旅行にも行き、学校の未来を熱く語り合った。

そんな友だ。

ーーー

初顔合わせの会場で、ふと視線をやるとーー

〝あっ!〟思わず声が出た。

二人とも顔を見合わせて、〝ニンマリ〟。

 

その瞬間、自然と頭に浮かんだ。

「きっと、この学校でも二人で協力して、色んな苦難を乗り越えていくんだろうな」

きっと、彼も同じことを思ったに違いない。

 

ーーー

 

親友、**伝説の教師〝安永先生〟**は、

この春から教務主任となり、また同じ学校で働くことになったのだった。

俺と彼は早速、この学校の状況をじっくり把握することにした。

校舎内の安全性。職員や児童の様子。

 

もちろん俺は〝学校用務員〟としての仕事を中心にしながら、

学校全体のサポートにも積極的に関わっていくつもりだった。

お互い当然のように協力し合うことになった。

ーーー

滑り出しは順調だったーーと思っていた。

 

だが、ある日。

 

安永先生が言った。

「この学校…いろいろ問題や課題があるみたいだよ」

その一つがーー

高学年の〝不登校〟の児童の存在だった。

毎朝、教頭先生がその児童を迎えに行っていたという。

今後は、教頭先生からの引き継ぎで、安永先生が迎えに行くことになった。

 

さらに、校長先生が俺に声をかけてきた。

「スグル先生も一緒に行ってください」

俺は即答した。「もちろん、行きます」

ーーー

そして、その朝。

俺と安永先生、二人でその児童の家へ向かった。

静かな住宅街を歩きながら、俺たちは顔を見合わせて小さく笑った。

「まさかまた一緒に、こうやって子どもに関われるとはな」

「ほんとだな。スグル先生、頼りにしてるよ」

そんなやりとりをしながら、目的の家に着いた。ドアが開いたーーその瞬間、俺は言葉を失った。

 

そっそこには、思わぬ光景が広がっていた!