【スグルのリアル体験 最終話】〜 用務員としての最期の願い 〜

そしていよいよ、「学校用務員」の制度改革が始まった。

 

俺がこの小学校に赴任して5年目のことだった。

 

これまで学校用務員は、小・中・高・特別支援学校に常駐し、児童生徒の安全を第一に、

営繕や環境整備、先生たちの手助けなどを担ってきた。

 

各校に1名から2名、子どもたちや先生方にとって欠かせない存在だったと思う。

しかし制度は変わった。

 

10校前後をひとつのエリアとし、代表校に用務員を集め、そこから派遣する形になったのだ。

 

そのとき俺は直感した――

「俺の役目は終わったのかもしれない」と。

 

学校には、それぞれの文化や歴史がある。時間をかけて生まれる信頼や愛着があってこそ、

子どもたちに寄り添った仕事ができるのではないか。

 

そう思うと、この改革はどこか切なく感じられた。

そして4年後、俺は学校現場を去った。

 

今も現場で頑張っている仲間たちがいる。

彼らには「希望」を持って歩んでほしいと、心から願っている。

 

――そして今。

俺は「私が幸せ、周りが幸せ、そして世界に広がるように」をモットーに、新しい道を歩んでいる。

 

【神聖幾何学】フラーレンの代表として、ひとり一人が“恒星的生き方”を実現できるよう活動しているのだ。

人はなぜ生まれてきたのか。

 

家族を持ち、日々を暮らすためだけなのか?

いや、もしかしたら誰にでも「使命」があるのではないか。ふとした瞬間に、それに気づくときが訪れるのではないか?

 

教育の現場で学んだ

「先生が教え、生徒が学ぶ」のではない。先生も生徒も、お互いに学び合っている。

学ぶとは、自分の使命に気づくこと。

 

それは学校だけに限らない。

出会う人、手に取るもの――そのすべてに、使命へとつながるヒントが隠されているのだ。

 

人生100年時代。

時間は有限だ。

 

だからこそ、

 

「人生の最期の瞬間」、自分自身が納得できる生き方をしてほしい。

俺はそう強く願っている。