【スグルのリアル体験 25 】〜 学校が語る物語

この小学校で過ごした5年間は、俺にとって特別なものだった。

怪奇現象という非日常的な体験と、日々の仕事や人間関係が絡み合い、自分自身が少しずつ変わっていくのを感じていた。

 

古びた門にいる女の子の幽霊の話も、最初はただの怖い話だと思っていたが、

先生たちや警備員さんから聞いた体験談が次々に繋がっていく。

 

振り返れば、この学校の怪奇現象も不気味というより

どこか切なく純粋な気持ちが込められているように感じた。

 

そして先生たちもまた、怖がるどころか見えないの存在を受け入れ、

どこか微笑ましく話していた。それが、俺には不思議と感動的だった。

「かまって欲しいだけなんだろうな」

そう考えると、あの夜9時過ぎに響く声も、電気の点滅も、

見えない存在なりの方法で誰かと繋がろうとしているのかもしれない。

 

俺がこの学校を去る日、ふと門の前で立ち止まった。

古びた門は変わらずそこにあり、管理職と職員の対立や女の子の幽霊など、

この小学校で体験したことを心に刻み、すべてが俺にとって忘れられない学びとなった。

 

そして次に向かう中学校でも、どんな出来事や人に出会えるのか、

少しの期待と緊張を胸に、俺は学校を後にした。

 

あの学校の歴史や空気が教えてくれたもの。それは、人が場所に残す記憶と想いの大切さ、

そしてそれを感じ取る心の余裕だったのかもしれない。

 

そして!次に向かう中学校で、俺は新たな物語を紡ぎ始める。

どんな出会いや体験が待っているのか、それはまだ誰にもわからない――。